Get the look! -横浜の家- Part 1 ( Kitchen )
こんにちは。
昨年アメリカのDesign Campで、様々なインテリアデザイナーに出会い、彼女たちがSNSやブログで”Get the look”と称して、プロジェクトで使った素材や家具等をSHARE(=共有)し、インテリア業界が底上げされている状況に驚きました。
弊社も微力ではありますが、物件を通して検討を重ねて選んできた素材や家具を、一般の皆さんにもSNSやblogで共有し、少しでも家づくりのお役に立てたらと考えております。
初回は、この春お引き渡しした、「横浜の家」のキッチンです。SHAREしたいことが沢山あるので、何回かに分けてご紹介して参ります。
<オーダーキッチン>
弊社では9割以上がオーダーキッチンなのですが、作りたいデザインや機能によって、制作依頼先は異なります。
今回は特注レンジフードが、かなりポイントとなるデザインだったので、オーダーレンジフードの経験値が高く、クラシカルなディテールが得意なKONARAHOUSEさんに制作をお願いしました。
<レンジフード>
レンジフードは葉山の家でも採用した、ASKOの隠蔽式レンジフードです。
周りを自由にデザインできるので、フードがポイントとなるキッチンにお勧めです。
また、キッチンカウンターは「白」にしたかったので、シンクも全て白に。キッチンではハンスグローエのフォンタナを使い、バーカウンターではコーラーのシンクを採用しています。
そして、キッチン前壁のtube tileと特注レンジフードも全て同じ「白」にし、同じ色彩で違った素材を混ぜています。
<キャビネットのつまみ>
つまみ類は輸入しています。
キャビネットハンドルとキャビネットノブをあえて混ぜ、ハンドルは引き出しの幅に合わせて長さも変えています。
なかなかご自身で検討するのは難しいかもしれないので、キッチンが設置された後に実物で検証しながら設置されると良いと思います。
サテンゴールドつまみに合わせ、水栓、タオルバーとペンダントも全てサテンゴールドに統一しています。
<カフェカーテン>
そしてシンク前の窓は、前面道路から覗かれず、太陽の光を楽しめるように、カフェカーテンにしました。
実はカフェカーテンは初めてだったので、フェミニンになりすぎない様に、ダイニングのカーテンと同じリネン生地で作り、ループの縫製方法も詳細に確認しながら制作しました。
引き続き横浜プロジェクトはご紹介したい場所がたくさんありますので、Part 2以降にてご紹介をしていきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
<Design Sources>
・機器類
レンジフード:コンシールドフード CBB861S-002/ASKO
キッチンシンク:キッチンシンク フォンタナ S520-U720JP/ハンスグローエ
アイランドシンク:ポルトフィーノ バーシンク・パーティシンク K-6565/KOHLER
水栓:KS1242AX/Kigstonebrass
・金物類
タオルバー:Modern Brass Towel Bar/EMTEK
ハンドル:キャビネット ハンドル #1 Satin Brass
ノブ:キャビネット ノブ #2 Satin Brass
・仕上げ
キッチン:マシア 300×75角 EK-H3100/名古屋モザイク
キッチン:Ethereal Glow/silestone
キッチン面材塗装色:Gravel Gray 2127-30/Benjamin Moore
・カーテン
生地:フレンチリネン 21/MANAS TRADING
ポール:つっぱり棒/無印良品
*カーテンの縫製先:ヴィフインテリア(担当:清治さん seiji3yoshi3@gmail.com)