上質な寝室へ導く!ベッドに後付けベッドヘッド

20年間、日本の家をデザインしている中で、悩むことが多いのが寝室です。そして、昨今インテリアへの関心が高まる中で、まだまだ欧米との差を感じるのも寝室です。

 

<時間が止まったままの子供部屋>

よくリノベーション等でご自宅に伺うと、お子さんはもう巣立たれているのに、お子さんのお部屋には、まだぬいぐるみ、辞書、スクールバッグがそのままというお家が少なくありません。リノベーションを機にお子さんのお部屋をゲストルームにしたいと相談を受けるのですが、ネックになるのが「ベッド」です。

 

ベッドヘッドがベッド台と一体になっているので、雰囲気を作るのにどうしてもベッドヘッドの印象が強く、破棄するのにも費用がかかります。

 

海外だとヘッドとベッド台が別々に販売されていることが多く、ベッドスカートも流通しているので(日本みたいなフリフリでないもの)、お子さんが使われていたベッド台はそのまま再利用し、ベッドヘッドを交換し、ベッドスカートをベッド台に回して、気軽にインテリアを変えて楽しんでいます。
ベッドヘッド ヘッドボード 
オーストラリアのブランド、Heatherly Design Bedheadsは、ベッドやベッドヘッドを中心に販売をしているのですが、コーディネートやデザインがとても素敵なので、気になる方はホームページやインスタグラムを覗いてみてください。日本ではあまり見かけることがない、さまざまなスタイルのベッドヘッドなどが販売されてます。
ベッドヘッド ヘッドボード

 

<寝るだけのベッド>

日本のベッドヘッドは木製のものや、ヘッドの高さが低いものが多く、ベッドの上で起き上がって本を読むと後頭部が硬い壁やベッドにあたるので、長く起きていられなくありませんか?

 

海外では「寝室=寝るだけの部屋」ではなく、プライベートの時間を楽しむ部屋なので、ベッドの上でTVを見たり、本を読んだり、会話ができるよう、ベッドヘッドは頭の高さよりも上になる高さで、ふわふわしているものが多いです。

ベッドヘッド ヘッドボード 海外 

 

そのため、utideがベッドルームをデザインさせていただく時は、必ずと言っていいほど、ベッド台とベッドヘッドが別々になっているものにします。その理由は3つあります。

 

1.インテリアをファッションのように楽しむ

ファッションのように着せ替えられるように、安価なものが海外はあるのですが、日本にはないのが現状ですね。そのため、ほとんどの場合、utideでは海外からベッドヘッドとベッドスカートを輸入しています。ベッドヘッドは「板」ですので、送料もそこまで高くなく、ベッドスカートと組み合わせて売っているケースが多いので、国産の「ベッド台」に合わせて選んでいます。

 

「高輪の家」ではベッドヘッドを海外から輸入しました。
ベッドヘッド ベッド ベッドスカート 

2.ベッドの使い方の幅を広げる

お子さんが一人暮らしをする時に購入するベッドを「ベッドヘッドなし」にしておけば、ずっと長く使えます。仕事を始めてインテリアを素敵にしたいと思った時に、ベッドヘッドだけを買い足し、結婚したらお揃いのベッドヘッドを購入し横並びにして配置(シングルを繋げればキングになります)。または、お子さんが小学生に上がったら、お子さんが好きな色のベッドヘッドと組み合わせて子供部屋で使うなど、ライフステージに合わせて使えます。

ベッドヘッド ベッドスカート ベッドボード

3.ベッドが心地よい場所となる

utideでは、ベッドヘッドは板よりも布張り、そしてマットレスから90センチほどの高さを確保できるベッドヘッドを造作または輸入しています。頭が当たる場所なので、触ったら心地よいベルベット生地を使うことも少なくありません。「大宮の家」では、寸法検討をしてベッドヘッドを造作しました。

ベッドヘッド ベッド ベッドスカート utide 造作家具
ベッドヘッド ベッド ベッドスカート 造作家具

 

リビングやダイニングは、どんどん進化し、ホテルのような、海外のようなインテリアを実現されている方も多いと思いますが、寝室はいかがですか?

 

もちろんお家全体の予算の中で、プライオリティーをつけるとすると寝室は二の次になってしまうということもあるかと思いますが、そこまでお金をかけずに、寝室が素敵にできたら素晴らしいですよね?

 

utideでは、最初のスタートはベッドヘッドなしのベッド台+マットレスをぜひお勧めします!

 

utideでよく使うのはHOTAKEのベッドフレームです。HOTAKEのベッド台は脚の高さも選べ、価格もお手頃です。ベッドスカートで隠せば雰囲気は作れますし、お好みのマットレスを載せれば寝心地も抜群です。

 

もちろんニト無印IKEAでもありますので、ぜひベッド台はそこまでお金をかけずに、良いマットレスを購入いただき、お財布に余裕ができた時に、ベッドヘッドやベッドスカートを足して、自分好みの空間に寝室を仕上げてることをお勧めします。

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