Get the look! -横浜の家- Part 4 ( Bathroom)

こんにちは。

 

昨年アメリカのDesign Campで、様々なインテリアデザイナーに出会い、彼女たちがSNSやブログで”Get the look”と称して、プロジェクトで使った素材や家具等をSHARE(=共有)し、インテリア業界が底上げされている状況に驚きました。

 

弊社も微力ではありますが、物件を通して検討を重ねて選んできた素材や家具を、一般の皆さんにもSNSやblogで共有し、少しでも家づくりのお役に立てたらと考えております。

 

今回は、「横浜の家」のバスルームです。SHAREしたいことが沢山あるので、何回かに分けてご紹介しておりますが、3回目から5ヶ月も経ってしまいましたね。

 

過去のブログはこちら✏️
Part1 Kitchen
Part2 Living Room
Part3  Dining Room

 

バスルームはご家族が「自然と集われる場所」にしたい、そしてクローズドではなくオープンにしたいとのご希望から、リビングから主寝室や子供部屋に行く廊下に、W3949mmの洗面台をデザインし、屋根裏のダクトルートも変更しCH2490~3700mmの開放的な洗面スペースとしました。

 

【床仕上げ】

この空間における内装仕上げのポイントは、「床」です。ヘリンボーン状に貼っているのは平田タイルのNOL-730B
通路は3900mm x 1900mmと、とても広いので、周囲を3枚平行に貼り、その内部をヘリンボーンにしています。
また、お化粧スペースの床も不自然にならないよう、周囲を並行に内部をヘリンボーンにするなど、タイル屋さんと細かく現場で打ち合わせを重ねて作っていただきました。

 

【ペンダント照明】

ご家族のプライベートな空間なので、オーガニックでソフトな印象にしたいと思い、ロッドがロープ状で、ラタンのシェードのペンダントは、POTTERY BARNのFlora Rattan Pendantを選びました。斜め天井に映り込む、照明の影もとても綺麗です。そしてなんといってもこのボリューム感。直径58㎝、高さ122㎝はこの空間にはぴったりです。

 

【ミラー】

このミラー、何がすごいと思いますか?なんと1枚なのです!!


W3057mmx985mmのミラーを作って運んで設置くださったKONARAHOUSE(コナラハウス)さんに感謝感謝です。ここまで運ぶのも取り付けるのも本当に大変だったと思います。KONARAHOUSEさんのご尽力で、分割線が入らない綺麗な1枚のミラーが実現しました。そして、ミラーにはブラケットも水栓も直付。

 

ブラケットはサイズはW40xD40xH520mmとかなり大きいのですが、W3057mmのミラーにはこれぐらいのボリュームがぴったりで、照明がミラーに映り込みとても綺麗です。ミラーに直付けした2ハンドルの壁埋め込み水栓は、クラシカルなアクセントとなっています。

 

このミラーの様に、分割線をなくしたり、ブラケットや水栓を直付けするのは容易ではありません。ですが、ミラーに分割が入ったり、照明が左右壁付、水栓が天板出しとなるとデザインは大きく変わってしまいます。このデザインが実現くださったKONARAHOUSEさんに感謝です!

 

【金物類】

金物類は、極力統一するようにしています。今回はクロームにしたので、タオルバー、つまみ、水栓金物、ブラケットはもちろんのこと、排水金物まで統一しています。ちょっとしたことですが、このこだわりが綺麗な空間にまとめるポイントです。
今回は全て海外から輸入をしていますが、水栓金物はハードルが高いです。しかしながら、つまみやタオルバーは容易に取り入れられますので、是非アクセントとして使ってみてくださいね。

 

バスルームではよくガラスのつまみを使います。全てガラスにするとうるさいので、ガラスとバータイプを組み合わせることが多いのですが、今回もそのようにしています。


ガラスノブはEMTEKのBrookmont Cabinet Knob 1インチ(2.5cm)のものを、バーはPOTTERY BARNのChrome Mercer Drawer Pull 8インチ(20cm)です(こちらはutide ONLINE SHOPでも販売をしておりますので、よろしければ是非!)。

 

つまみをつける位置も迷いますよね。今回はガラスつまみが上段センターに来る様に配置し、上からの距離が同じ様に2段目3段目は配置しました。

 

【洗面台】

洗面台は弊社でデザインしKONARAHOUSE(コナラハウス)さんに作っていただいてます。天板はコーリアン ホワイトジャスミンWJ、扉面材はオーク追柾のウレタン3分艶仕上げです。同じオークでも板目・柾目で表情が異なりますが、弊社では追柾を好んで使っています。

 

なぜコーリアンを選んでいるか?それはコーリアンですと継ぎ目を溶接できるからです。今回のように天板が大きい場合、サイルストーンやシーザーですと継ぎ目がでてしまうので、コーリアンの中から選びました。
コーリアンについては、こちらのブログでも詳しく説明しております。

 

そして、天板にはゴミ用の穴を設け、その下の引き出しにゴミ箱を入れています。
中央がお化粧スペース、左右は洗面台ですが、お化粧台右側はドライヤー・アイロン専用の引き出しとなっています。
アイロンは使った後、冷えるまで時間がかかるので、熱を持ったままでもしまえる様、ステンレスの仕上げとしています。

【スツール】

このスツール、実はオリジナルで中村工芸さんに作っていただきました。
お化粧台のスツールなので、ファウンデーション等の汚れを気にせずに使える様、グリーンのビニールレザーで仕上げました。またこちらのスツールは、白のパイピングがアクセントになってます。こちらのスツールは、オンラインショップでも販売をしております!

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