オフホワイトのグラデーションで作るナチュラルなインテリア
utideで作らせていただく家のインテリアテイストは様々ですが、どちらかといえば明るいトーンの家が多いと思っています。
中でも「白」については、塗装・珪藻土・壁紙・シート・メラミンなど異なる素材が、同じ「白」に見えるように、細かく色合わせをしています。
例えば、「オフホワイト」のグラデーションでデザインした「渋谷の家」では実に様々な素材を使っています。
アイランドカウンター周りの壁=塗装、アイランドカウンター天板=シーザーストーン、キッチン上の壁=クロス、アイランド横のキッチン面材=メラミン、というように、「白」でもグラデーションになるように素材を選んでいます。
また、カーテンや家具貼地も建築素材と同系統の「白」とし、家具もあえて木部はフローリングと類似の木目にすることで、空間全体が「オフホワイトのグラデーション」になるようにまとめ、ナチュラルな雰囲気に仕上げています。
一見簡単にみえますが、実はアクセントを入れるよりも、オフホワイトでまとめるのはかなり神経を使います。
一つでもトーンがずれるとすごく浮くからです。
15年ほど前に『I’m home.』の角田元編集長から、「白い家といえばutide」と思い浮かぶような、白にこだわりをもった家づくりをしたら良いのでは?とアドバイスを頂いたことがあります。
少しでも、そこに近づけていたら嬉しいなあと思います。