Get the look! -横浜の家2-Living & Dining Room

こんにちは。

 

アメリカのDesign Campで、様々なインテリアデザイナーに出会い、彼女たちがSNSやブログで”Get the look”と称して、プロジェクトで使った素材や家具等をSHARE(=共有)し、インテリア業界が底上げされている状況に驚きました。

 

弊社も微力ではありますが、物件を通して検討を重ねて選んできた素材や家具を、一般の皆さんにもSNSやblogで共有し、少しでも家づくりのお役に立てたらと考えております。

 

今回は、輸入家具、造作家具、輸入金物を用いてデザインさせて頂いた新築のご紹介です。1階がゴールドとウォールナット、2Fがシルバー(クローム)とチェスナットと階数ごとに仕上げを変えています。今回はその中でも2階のリビングとダイニングについてご紹介します。

 

【LDの仕切り方】

2階はご家族や親しいご友人が集う場所。リビングとダイニングは大きな1ルームなので、ソファーとダイニングテーブルの間を1375mm離し、ソファーはダイニングに背を向けて配置させ、ソファーとダイニングテーブルの間にコンソールを置いて空間を仕切っています。ここでのポイントはソファーとダイニングテーブルの距離。なかなかスペースを確保するのは難しいかもしれませんが、最低でも1200mmは確保することがお勧めです。

またコンソールの左右にはシンメトリーにフロアーランプを配置。配線が這わない様に、ソファー下に床コンセントを配置し、ソファーの脚を特注しています(フラップが開いた状態でコンセントが挿せる様に、ソファーの脚を高くしています)。

 

【造作家具】

リビングの奥にヌックとL型のリビング収納を造作で作りました。

カマチ扉の中心部分はクロスで仕上げ、つまみはOCHREをイギリスから輸入しています。このつまみは中央の金属部分がマットシルバー、クローム、マットゴールド、ブロンズと4種類あるのですが、今回は2階のテーマであるクロームを採用しています。また、オンラインショップでもOCHREを販売をしております。

右手のヌックは建物のくぼみを利用してピアノを挟み込む様に配置。ピアノが空間の中で目立ちすぎないように配慮しています。

 

【置き家具】

ダイニングテーブル&アームチェアーはベルギーflamantのもの。一式コンテナーで運びました。日本にはお店がなくなってしまっていたので、雰囲気と図面から判断して頂いたのですが、ダイニングチェアーの脚が日本人には少し高いので、脚をカットしたり、調整しています。また、ソファーはADコアのもの。このpeacockブルーは、2階のキーカラーとなっています。

 

【追加のご依頼】

お住まいになられてから数年が経った後、お客様のバッグを置くベンチ、そしてダイニングにグラス入れが欲しいとご連絡がありました。ダイニングのコーナーにリビング造作と同じOCHREのつまみをつけたグラス入れ、そしてエレベーター横にソファーと類似生地を貼ったベンチを造作しました。

【カーテンとタッセル】

カーテンはMANAS-TEXS(マナテックス)ものを採用しました。生地は、Romo – Dune – Cirrus 7490/27です。ボリューム感を出すために3つ山2倍ヒダにし、裏地もつけています。タッセルの位置が毎回難しいですが、utideでは天井の高さを高くみせるために、少し低めにつけることが多いです。

【パネル壁】

ダイニングとキッチンの間にある壁はアクセントになるように、みはしのA325AY:サンメントをまわしてパネル壁に。リビングのTV造作家具と同じ色で仕上げ、一体感を出しています。

★注意点★

一つポイントとしては、家具塗装と現場塗装は仕上がりが異なります。今回は使う場所が離れているので、良しとしまししたが、隣同士の場合は、両方を現場塗装または家具塗装にし統一した方が綺麗に仕上がります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

LET’S
WORK TOGETHER

We’re always delighted to discuss new collaborations.
Let us help you turn your
dreams into reality.