イベントを振り返って|ベッドヘッドの魅力
先月utideでデザインした横浜の家でローンチしたベッドヘッドのイベントを開催いたしました。たくさんの方にご参加いただき、とても嬉しい限りです。実際にベッドヘッドを見て、触っていただくことでutideの日本のインテリアに対する想いも伝えられる場になったかと思います。「後付けできるベッドヘッド」を構想してから3年ほどの年月をかけてローンチしたベッドヘッドは、日本の「住」の価値を底上げしたいという想いからはじまりました。以前のブログに想いは書かせていただいたので、ぜひご覧ください。イベントを通して私たちが感じたことや、またイオニアさんの生地を使用したカバーリングについてご紹介いたします。
<捨てる→使い続けるデザイン>
ベッドヘッドは一体型のものが多く、それによってどうしてもデザインにも限りがでます。ベッドフレームと同じ素材のもので作成されていたり、間接照明が組み込まれていたりしますがベッドの雰囲気を変えたいとなるとベッド全てを処分し、新しいものを購入しなければなりません。しかし、ベッドフレームとヘッドが別々になっていれば、ベッドヘッドを変えるだけで寝室の雰囲気を変えることが可能です。ファッションのように気軽に部屋作りを楽しむことができるということがヘッドヘッドのメリットです。
例えばお子様が小さい時はシングルベッド2台 / ベッドヘッドボード2台で一緒のベッドで過ごし、素材感もシンプルの中にも上品さがある生地で時を過ごします。成長とともに一人で寝るようになったら、使用していたベッドヘッドボードを1台子供部屋に利用し、生地もカバーリングすることで、お子様の好きなカラーや柄でお部屋を彩ることができ、捨てることなく飽きがないよう着せ替えながら使い続けることができます。
utideでは全て新しいもので揃えるというような考えではなく、良いものは再利用をしデザインして行くことも心がけており、あらためてここの想いについてはblogに綴らせていただきます。
<イベント開始!インテリアデザイナーの交流>
初めてお会いする方が多い中、時間が重なった方々はご紹介しているうちに、みなさんお帰りにならず、最後には人が座れないぐらいの状況でした。インテリアという共通キーワードはありつつも、専門分野や経験年数が異なる中で、お互いがどんな仕事をし、どんな悩みを抱え、どんな夢を抱いているのかを語り合えた貴重な時間でした。想像していなかった交流の場となり、こういう交流の場を今後も提供できたらと思いました。そして、自分が20年以上この業界で仕事をしていることからか、お伝えできることも沢山あるんだなあと感じ、何かの形でこれからインテリアで仕事をしようと考えている方等に受け継いでいけたらなあとも考えさせられました。
<utideのデザインへの共感・興味>
utideのデザインをご覧になられたいという方がこんなにもいらっしゃるのだと思いました。細かいデザインのディテールやこだわりをご説明すると、熱心に聞いたり写真を撮られていました。これまでも、お客様にご許可いただき、オープンハウスを行っていましたが、主に関係者や雑誌編集者をお招きするだけでしたので、今後はみなさんをお招きする機会を増やすことができたらと思い、たくさんの人にutideの世界観をもっと知ってほしいと思いました。
<カバーリング仕様について>
utideのベッドヘッドの張地はベルベット調で手触りがとても気持ち良いのですが、季節の変化や、気分に合わせて、もっと気軽にお部屋作りを楽しむアイディアとして、カバーリングをつくりたいと思っていました。お部屋にアクセントクロスを施工しなくても、カバーリングを付け替えるだけで、簡単に変化を楽しむことができるからです。いつもカーテンやラグなどでお世話になっているイオニアの藤井さんにご相談したところ、ガストンダニエラなど大好きな生地でカバーを作っていただけることになりました。今回は、utideセレクトの3種類の生地を使ったカバーリングを1月末までの限定でご用意いたしました。utideのベッドヘッドはサイドに電源が組み込まれていますが、ここも干渉することなくカバーリングしても電源は確保できる作りになっています。ぜひベッドヘッドとセットでご検討いただけたら幸いです。bedhead@utide.comまでお気軽にお問い合わせください。
<ベッドヘッドの可能性>
今回のイベントを通し、みなさんとお話ししている中で、改めてベッドヘッドの可能性を実感しました。同時に、まだまだ日本ではベッドヘッドの使い方が一般の方には浸透していないので、ベッドヘッドの使い方を伝えていく必要があると思います。そして、私たちが思っていた以上に、値段に対してものが良いという声が多く、嬉しく感じます。こんなに高級感があってしっかりしているのですか?と驚く声も多かったので、実物をご覧いただけない中で、製品の良さを伝える方法をもう少し考えなければと思いました。最後になりましたがお忙しい中イベントに参加してくださった皆さま、並びに関係者、スタッフにお礼申し上げます。