輸入クロスの取り入れ方|海外デザイナーはどう使う?

utideでも採用することが多い輸入クロスは、個性が際立つデザインがとても多く、大きな面積でなくても目を惹きつけてくれる力があるとおもいます。そこで今回は輸入クロスの取り入れ方や、どこで実際に見ることが出来るのか。そして番外編として海外デザイナーがどのように柄クロスを使用しているのかをご紹介いたします。

 

過去BLOGでも紹介しています。合わせてご覧ください。

 
 

<トイレで使ってみよう!>

輸入クロスは象徴的なデザインが多いので、居室に用いるのは躊躇する方が少なくないのではと思います。トイレはそこまで面積がないので、価格的にもハードルが低く、お勧めです!

 

 
【左】 FARROW&BALL/ Bumble Bee
【右】 Cole&Son / CONTEMPORARY RESTYLED / Hicks’ Hexagon 95/3017
 

【左】Lorca/Coralie(廃盤)
【右】Cole&Son/ FOLIE 99/5023

 
 

<輸入クロスはどこで探せばいいの?>

実際にutideがよく利用しているメーカー様をご紹介いたします。

 

MANAS

manas trading→jim thompson, harlequin, william morris, sandersen, nina cambell
MANAS(マナ)さんは日本で一番多く輸入クロスを扱われていて、扱われているブランドも有名なブランドが多いので、ご存じの方も多いかもしれません。ショールームも広く、たくさんのサンプルから選べるので、MANASに行くとあっという間に時間が経ってしまいます。最近tecidoさんとも一緒になられたので、まさに輸入壁紙・生地のデパートです。

 
 

IONIA

ionia→gaston daniella, villa nova, kirkby
イオニアさんはマナさんの兄弟会社です(マナさんの社長の弟さんがイオニアさんの社長をなさっている)。選び抜かれた玄人好みの壁紙や生地を取り扱われています。utideでは壁紙よりも生地をお願いすることが多いです。ショールームは小さいので、いらっしゃる際は事前にお問い合わせされることをお勧めします。

 
 

TOMITA

tomita→Zoffani, Pierre Frey
聞いたことが無い、選りすぐりのブランドばかり取り扱われていて、毎回勉強になります。価格もかなり高額なものが多いのですが、一つ一つ刺繍されていたり、シェルが貼られていたり。またオリジナルの壁紙もとても素敵で手頃なのでお勧めです。

 

 
 

<不燃認定に注意!>

輸入クロスの多くは不燃認定が取れていないものが少なくありません。不燃認定が取れていないとマンションでは原則使えないので確認が必要です。せっかくコーディネートがまとまったーと思っても、不燃が取れてなくやり直しになることが弊社でもよくありました。早めにチェックをすることが大切です。

 
 

<購入方法>

先ほどご紹介した会社さんから直接一般の方は購入ができませんので、工務店さんやコーディネーターさん等にご相談して見てください。DIYをしたいのにという方は、WALPAという直接購入が可能なお店もあります。ショールームもありますが、サンプルも有料で頂けます。

 
 

<輸入クロスを上手に使っている海外デザイナー>

なかなか、クロスのサンプルを大判で見ても、お部屋全体で見るとどうなるのか不安ですよね。そう言った時はやはり実際の事例で確認できると安心です。弊社でも次に紹介するデザイナーさんの事例をよく見て参考にさせていただいています。ここでクロス使いに圧倒されたホテルをご紹介いたします。テキサス州AustinにあるProper hotelはインテリアデザイナーのKelly Wearstlerが内装を手がけたホテルです。

 
 

Kellyはアメリカのデザイナーで、アンティーク商を営む母親の仕事を身近に感じ、建築学やグラフィックを学んだ後ハリウッド映画の美術としてキャリアをスタートしています。1990年代半ば、自身の会社 Kelly Wearstler Interior Design を設立し、現在はホテルや商業施設、高級住宅や小売業など活躍の場を広げインテリアデザイナーのICONIQ的な存在であり、Elton John(エルトン・ジョン)やCameron Diaz (キャメロン・ディアス)の家も手がけるなど、業界では知らない人はいないスーパースターです。

 

彼女のスタイルが確率されており、それを「モダン」「クラシック」という言葉では表すことができず、デザインスタイルを言うのであれば「Kelly」だと私は思います。ではそのKellyが手がけたAustin Proper Hotelの内装を見ていきましょう。

 

 

トイレの天井はあえて端が見切れるように施工しているのでしょうか。日本では柄をきちんと合わせて施工しがちですが、写真をみると知識として新しい選択肢が生まれ、写真1つからでもデザインの視野を広げることができます。

 


 

なかなか日本では見ることのできない柄×柄の組み合わせは思わず見入ってしまい、刺激をもらいます。なぜ柄×柄でまとまるのか、Kellyの世界観を知っている人は考えたことがあるはずです。

 


Kellyといえば、2枚目のようなオブジェを使用することも印象的です。インスタグラムでも思わず目に止まるシェイプや素材と写真を投稿しているものも多く、投稿を見ているだけで「インテリアの可能性」と、「面白さ」に気づかされます。柄やカラーを使いこなすことにより個性も出しやすく、そして気持ちの温度にも良い影響を与えてくれるでしょう。こういった海外デザイナーの施工例をみるのもとても勉強になるので、皆さんもぜひチェックしてみてください。

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