スタイリングサービスについてご紹介
今回はウチデのスタイリングサービスについて、詳しくご紹介いたします。
弊社では施工側からお引き渡し後、1週間程度は少なくともお時間をいただき、「家を暮らし」にするお手伝いを心がけています。これまでは家具・カーテンの納品(いわゆるインテリアコーディネート)のみ行っておりましたが、最近はアートや花瓶、クッション等のインテリア小物でスタイリングまで行っています。
以前は、お住まいになる方が住みながら自分らしい空間へと家を育ていけるよう、あえて「余白」を残していました。 「余白」とは、アートを飾れるように下地を入れた白い壁、装飾品が引き立つように別回路の間接照明を仕込んだ棚、クッションで遊べるように無地に近い貼地で仕上げたソファー等です。その「余白」を上手に使って、お伺いするたびにお家が育っているお客様もいらっしゃれば、毎日がお忙しく、なかなか「余白」を埋まらず困っているお客様もいらっしゃるのが現状です。そこで、引っ越しされるタイミングから「暮らし」がスタートできるように、コーディネートのみならず、「余白」をスタイリングするご提案を行い始めました。そして、現状ではスタイリングまでご依頼されるお客様がほとんどです。
スタイリング自体は1日で終わりますが、小物を調達るすのには時間がかかります。一点ものの小物やアートを街を歩き回って探しています。今は特定のお客様のためにアートや小物を探していますが、近い将来、倉庫をutideで借り、そこに旅先や街中で偶然であった素敵な小物をその都度購入し、保管しておけたらと思っています。
また、スタイリングの中には、ゴミ箱、スリッパ、タオル、ベッドリネン、食器などの生活必需品も含まれます。生活必需品はお客様によって必要なものは異なるので、必要なアイテムリストを作成し準備します。utideが長年家づくりをしているからこそ、utideがお家を作らせて頂いたからこそ、一つ一つどのアイテムを購入するか等はご確認せず、お客様にはご安心してお任せ頂いています。
<どこの空間に何を置くか>
空間を作る当初から、スタイリングまで視野に入れていますが、実際にどの小物をどこに置くのかは、図面で材図検討をし、内装素材と照らし合わせながら絞り込みます。例えばクッション等を探す際は、実際に内装素材(タイルや壁紙、カーテンのサンプルなど)を一緒に持っていき、素材がマッチするかを確認しながら選んでいます。
<スタイリングの流れ>
まずは前日の荷受けからスタート。スタイリング前日に、弊社、お店、そしてお客様の仮住まいや倉庫から小物類が一気に届くように日付指定をします。かなりの数なので、それら全てを開封し、段ボールを破棄するのはかなり重労働ですが、スタッフ2名程度で行っています。大抵コーディネートの最終日に荷受けとしているので、カーテン屋さんがカーテンをつけていたり、家電量販店が冷蔵庫を納品していたり、修繕工事が入っていたりと、慌ただしい1日です。
スタイリング当日はダイニングテーブルの上や洗面台、ソファの上などに小物を配置したり、アートを壁面に取り付けたり、何度も微調整を重ね、完成させていきます。
その際、撮影を行わせて頂ける際は、弊社からも撮影用小物や、生花も入れ、撮影も同時並行で行うので、なかなか大変です。
スタイリングが完成した段階で香りをたき、ドアを開けたら「わー素敵!」とTVにようにお客様にお喜びいただくのが理想なのですが、何かが揃わない、お引っ越しが早まった等で、なかなか難しいです。そして、スタイリング自体が、商品調達から納品までかなりの労力がかかるので、仕事としても、改善の余地があります。
ただ、お客様からは「毎日が夢のよう」、「家に帰りたくなる」、「朝起きるのが楽しみ」等のコメントが、スタイリングを始めてから増えたと実感しています。
まだまだ模索中ではありますが、これからもスタイリングを通して、家が暮らし(House to Home)となるお手伝いを続けて行けたらと思います。