ベッドヘッド販売スタート!ライフステージに合わせた寝室作りをサポート
ついに先日、utideのオリジナル「ベッドヘッド」が発売開始となりました。日本でもベッドヘッドが手軽に購入できたらと思い始めてから、3年・・・。寝室のデザインにおいてベッドヘッドはとでも大切ですが、日本ではなかなか手に入らないので、オリジナルでベッドヘッドを作ったり、海外から輸入しておりました。そしてその度に、海外でファッションのようにベッドヘッドを自分好みで購入し模様替えを楽しんでいるように、日本でも手軽にベッドヘッドが手に入ったらと思っていました。
そんな思いを、色々な方にお話ししていたので、utideをよくご存知の方は、やっと実現したのか〜!と思われている方も少なくないと思います。今回製作下さっているAMOCC(アモック)さんに出会ったのも偶然でした。前職の恩師から全く別件でAMOCCさんを紹介して頂き、ベッドヘッドに対する思いを語っていたところ、AMOCCさんのベトナム工場で作り、AMOCCさんが毎月出されている船便の一部に混載いただける事となりました。しかし、私たちはショップを運営したことがないので、スタッフと手探りで、色々な方に相談しながら、オンラインショップページを作り、プロモーションを考え、やっと発売がスタートしました。まだまだ始まったばかりですが、ここまでサポートして下さった皆さん、そしてスタッフに感謝の気持ちでいっぱいです。
今日は少し、なぜutideがベッドヘッドの販売をスタートしたかについて、お話ししたいと思います。
<House to Home: 家を暮らしに>
話すと長くなりますが、20代の頃アムステルダムで、郵便配達員の人が自宅に入る姿を見かけました。たまたま数時間後にその家の前を通ると、家族団欒の姿が見え、そのしつらえが、なんとも素敵で、一般の人でもこんなに豊かな暮らしができるんだと驚きました。また、アムステルダムのインテリア量販店に行った時に、価格手頃な物でもしっかりデザインをされていて、一般の人の手が届く量販店でこれだけデザインされたものが売られていたら、国全体の暮らしの質が変わるなと思いました。
また、日本は「衣食住」の中で、なぜか「住」だけが比重が低いことに疑問を抱いていました。ブランドバッグを持ち、三つ星レストランで食べた後、帰っていく先がアパート。私が住んでいたNYの田舎町でも、一般のお家が本当に素敵でした。ショッピングモールには必ずと言って良いほど、手頃なインテリアショップがあり、量販店の片隅にはインテリアコーナーがありました。友達の家に遊びに行くと、新しいクッションが追加されていたり、そのクッションについて楽しそうに語る友達のお母さんがなんとも幸せそうだったのが記憶に残っています。日本でもいつか、家が住みながら育つように、インテリアショップや、インテリアの雑誌が増えると良いのにと思っていました。
<小さなヒント>
utideで家づくりをさせていただくお家は、余裕のある方々のお家が多いのが実情ですが、少しでも情報を共有し、一般の家づくりでも活用していただけたらと思い、ブログを始めたり、utideで実際納品した家具や金物をオンラインショップで売ったりしています。色々なブログを書いてますが、中でもGET THE LOOKシリーズでは、実際作ったお家の素材品番や家具情報も記載しておりますので、是非是非お家づくりにお役立て頂けたら嬉しいです。
<柔軟性のある寝室デザイン>
寝室のデザインを多くさせて頂く中で、弊社ではほとんど、ベッドヘッドが一体となったベッドではなく、ベッドヘッドとヘッドがついていないベッド台をご提案をしています。
50代や60代の方から「お子さんが使っていた部屋を新たな空間にしたい」というご相談をいただくことが少なくないのですが、ご自宅に伺うと、辞書やアルバム、ぬいぐるみなどがそのまま残り、まるでタイムスリップしたかのように、当時のままのお部屋が広がっています。しかし、ベッドは「一体型」であることが多いため、処分せざるを得ず、新しいものを購入しなければならない状況に直面します。そのたびに、「ヘッドと本体が分離型であれば再利用できるのに」と感じることが多々ありました。
最初からヘッドと本体が分かれていれば、ヘッドを交換するだけでお部屋の印象を手軽に変えることができます。これにより、不要な廃棄を減らし、愛着のある空間を大切にしながら新しい暮らしを実現していただけます。寝室デザインについては、別のブログブログで詳しく書いていますので、参考にして頂けたら幸いです。
<手軽なベッドヘッド>
今回発売したベッドヘッドは一般の家で取り入れやすいように、ベッドと壁の間に挟み込めるデザインとしました。日本の場合、賃貸ですと原状復帰をしなくてはならないので、壁を傷つけずに楽しめるよう、床置きのベッドヘッドとしています。
なかなか一般の方がベッド台とベッドヘッドを分離して検討するのは難しいかもしれませんが、まずはヘッド無しのベッド(ダブルマットレスまたは、ベッド台+マットレス)を購入することがスタートです。最初はベッド台だけでシンプルに生活を始め、余裕ができたらベッドヘッドを追加する、といったステップアップも可能です。また、お子さんが成長して独立した後、その部屋をゲストルームや書斎にリフォームする際も、ヘッドを交換するだけで簡単に雰囲気を一新できます。
新たに開設したインスタグラムアカウント@utide_bedheadではベッドヘッドの使い方、海外事例、そしてutideベッドヘッドを実際使った寝室デザインをご紹介して参る予定ですので、ぜひ参考にして頂けたら幸いです。微力ではありますが、少しずつでも一般の皆さんの家を育てるお手伝いができたらと思っています。
<なぜutideがベッドヘッドの販売をスタートしたか>
長くなりましたが、なぜutideがベッドヘッドの販売をスタートしたか
それは、やはり「日本一般住宅のインテリアの底上げ」です。微力すぎて、言うのも恥ずかしいのですが、utideが作らせていただくお家についてブログで紹介したり、utideで実際に納品したアイテムをオンラインショップで販売しているのも同じ想いからです。一般の住宅で使って頂けるように、価格にこだわり、ベッドと壁の間に挟み込むタイプにしています。
Studio McGeeがアメリカの大型量販店Target(ターゲット)でインテリアラインを展開したり、過去にはMartha StewartがK-martでラインを展開していた様に、utideも特定のお客様の暮らしが良くなるだけでなく、日本全体の一般の家がより良くなるように、微力ですがちょっとずつ、発信していけたらなと思います。