張地で遊ぶ、大切な家具をリバイバル!

「ソファや椅子の張地を選ぶこと」は、インテリアの楽しみの一つですよね。弊社では、インテリアデザインに合わせて張地を選定し、オリジナルの家具にしてお納めすることが多いです。既製品の家具に選定した張地を張ることもあれば、お持ちの家具を張り替えすることもあります。組み合わせは無数なので、プランニング以上に悩みます。縫い方一つ、パイピングの有無一つ、かなりの量の素材を並べながら毎回楽しみながら検討しています。
 
今回は、少しでも張地選びのヒントになればと、弊社の事例をご紹介します。
 
 

<1.家具メーカーの家具に、自分で選んだ生地を張る>

家具屋さんに行くと、たくさんの生地や形状を選べますよね?それだけでも迷いますが、家具屋さんによっては自分で指定した生地で張ることができます。海外家具の生地指定は難しいですが(以前フランス生地メーカーの生地をイタリアの家具に貼ったことはありますが・・・笑)、国産家具は生地指定をOKしてくださることが少なくありません。生地はマナトレーディングさん、イオニアさん、トミタさん、ナショナルさんなどのショールームで実物をご覧になれます。なかなか小さいサンプルから全体を連想するのは難しいかもしれませんが、ぜひトライしてみてくださいね。海外生地は廃盤、在庫切れが多いので、気に入った生地があれば、在庫確認をすることもお勧めします。
 
 
(a)高輪の家
中古マンションのフルリフォーム&コーディネートさせていただいた高輪の家。お持ちのアートがブルーが多かったことから、テーマカラーはブルーに。そこで、ダイニングチェアには、AD COREの051-MODELを採用したのですが、イオニア取り扱いのGastón y Daniela(スペインの生地ブランド)の生地を張っています。アームありとなしのチェアを2脚ずつとし、柄と無地の生地をそれぞれ組み合わせています。

(b)代々木の家
新築のマンションの一部をリフォーム&家具コーディネートをさせていただいた代々木の家。お持ちだったペンダントライトに合わせて、緑をベースに張地を選定しました。ダイニングチェアはTime&Styleのもので、黄緑のチェックの張地はROMO(マナトレーディング)、白のベルベットの張地はkirkbydesign(マナトレーディング)です。

(c)渋谷の家
中古戸建てのフルリフォーム&コーディネートをさせていただいた渋谷の家。リビングに配置したritzwellのアームチェアにはvilla novaのミントグリーンのストライプを、ソファーにはvilla novaのミントグリーンの無地を張っています。

<2.お持ちの家具を張り替えてリバイバル>

utideではお持ちの家具を再利用することをよくお勧めしています。脚が少し壊れていたり、傷がついていても修理できますし、何より張替えをしたりカバーリングをすれば、新しいインテリアにマッチさせることができます。全て家具を新しくしなければと思わず、新しく蘇らせて使い続けることも、ぜひ検討してみてください。確かに張り替えや修理には新品を購入するのと同じぐらいの費用がかかりますが、思い出が詰まった家具を受け継げるのはそれ以上の価値があると思います。
 
 
(a)渋谷の家
先ほどご紹介した渋谷の家の書斎です。
以前はダイニングでダイニングチェアーとして使っていた椅子。6脚あった椅子のうち一つだけ書斎用に残し、リビングのクッションと同じ生地で張り替えました。この椅子を見る度に、以前の家でも想い出が蘇るそうです。

(b)御殿山の家
中古マンションのフルリフォーム&コーディネートさせていただいた御殿山の家。ダイニングチェアは、ドレクセルの少しクラシカルなチェアを使ってらっしゃいました。元々はイエローのレザーだったのですが、このリフォームのタイミングで、モダンな雰囲気に馴染むように、座面だけではなく脚まで隠すカバーリングをご提案しました。張り替えではありませんが、このような工夫で、家具の印象までを変えてしまうということも可能です。

(c)麻布の家
中古マンションのフルリフォーム&コーディネートさせていただいた麻布の家。
ダイニングテーブルとダイニングチェアーはそのまま再利用する想定でデザインをしていました。その中で、ダイニングチェアーはクラシカルな植物柄の入った張地でしたので、リフォーム後のインテリアにマッチするように、白・ベージュをベースにしたEffabricsのストライプのベルベット張地に張り替えました。

(d)葉山の家
中古戸建てのフルリフォーム&コーディネートをさせていただいた葉山の家。お祖父様が大切にお使いになられていたアームチェアを張り替え、痛んでいた脚も補修をし、新しく蘇らせました。B&Bのソファーも張り替えたのですが、選んだワインレッドのパイピングを視野に、アームチェアーの張地を選びました。クラシカルでありモダンであるこの張地はこのリフォームのコンセプトが凝縮されているような生地です。
生地は、Ian Sandersonの花柄です。

今回ご紹介させていただいたのは、ほんの一握りです。インスタやHPなどにも様々な事例を紹介しておりますので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。なかなか張地で遊ぶのは勇気がいると思いますが、スツールやアームチェアなど、小さい家具からぜひチャレンジしてみてくださいね。

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